フィットネスジム開業のメリット

最近、健康に対して意欲的になってきたという人は多くなっています。
その影響もあり、年々スポーツジムは増えてきています。

そのような中で増えていくジムを見て、ジムの経営は儲かるのでないかと考えている方もいるかもしれません。

またジムのインストラクターとして働いており、将来的に自分のジムを持ちたいと考えている方もいるのではないでしょうか。

今回はジムを経営することのメリットについて3つの観点から深掘りしていきたいと思います。

その3つとは

・市場規模が拡大傾向にあること

・ビジネスモデル的に経営が安定すること

・粗利や利益率が高いこと

これらのメリットをしっかり理解してジム経営に生かしましょう!

メリット① 市場規模が拡大している

スポーツジムを開業するメリットとして、まず、市場規模の大きさをあげることができます。
日本の民間フィットネスクラブの市場規模は年間4000億円強といわれています。

そして会員数も、延べ400万人ほどとされています。

2013年約4,200軒あったフィットネスクラブは、2018年には約5,800軒まで増えました。

一方で、日本の人口に対する参加率は約4%ですので、国内産業のなかでは小さく、まだまだ成長の余地があるともいえます。

特に中高年を中心に健康志向は高まる一方です。健康に対して考えなければならない昨今の状況からより健康でありたいという人が増え、そして、今後ますます高齢化社会が進むといわれている中で、シニア層の人口の増加とともにさらなる需要の拡大が予想されています。

このため、中高年をターゲットとしたスポーツジムの需要はさらに高くなるという期待が持たれているのです。

さらに若い世代の意識も変化しつつあるため、若いときからジムを利用し、年を重ねても長く利用することで、
一生健康でありたいという方もかなり増えています。

このように今後ますます市場が拡大すると言われているのがジムの市場です。

メリット② ビジネスモデル的に経営が安定すること

次はジムのビジネスモデルについて見ていきます。

ジムの経営に興味のある方も、本当にジムの経営は儲かるのか、ジム経営を成功させることができるのか、
という不安を持たれる方は多いです。

ここではジムのビジネスモデルの観点からその不安を解消していきたいと思います。

まず、ジムの収入は会員費などの月額費、もしくは利用料が多くを占め、全体の7~8割になると言われています。

ジムの会費からの収入によって、毎月安定した売り上げになるため、
経営の基盤がしっかりとしているのがジムの特徴です。

例えば月額費が1万円で利用者が100人いれば毎月の売り上げは100万円になります。

このように毎月の売り上げの見通しがつくため、次の集客のための施策が打ちやすく、
ある程度安心感をもって経営をすることが可能です。

ここでジム経営を安定させるために必要なことがあります。

それは新規加入者と離脱者を同じくらいの割合にし、ジム利用者の継続率を伸ばしていくことです。

ジムの経営をしているとどれだけ良いサービスであっても、人の好みや合う合わないがあるため、辞めてしまわれる方もいます。

そのため新規加入者が全くいない状態だと、やがて経営はうまくいかなくなります。
そこで新規加入者を入れるための施策が必要になります。

新規加入者へのアプローチと既存の利用者の満足度のバランスをうまく取りましょう。

さらにジム利用の継続率もかなり大事な数字になってきます。

安定した経営のために、最も管理する必要があるのがこの継続率です。

利用者1人あたりのLTV(Life Time Value。顧客生涯価値=顧客が合計でいくら使ってくれるか)は、
平均継続期間×月額費用で計算することができます。

この数字をしっかりと把握し、経営のための計画を練っていく必要があります。

特に先ほどの平均継続期間と月額費用では、月額費用は簡単に上げることはできませんが、継続期間であれば工夫しだいで延ばすことが可能です。

長く継続されるジムであればあるほど、満足度も高いので理想的なジムにすることができます。

メリット③ 粗利や利益率が高いこと

最後にジムの粗利や利益率について見ていきます。

粗利が高い事もジム経営が成功しやすい理由の1つです。粗利は売上高から売上原価を差し引いた物です。
ジム経営ではマシンをそろえることによって顧客単価を高く設定出来るので、自然と粗利が高くなります。

粗利が高く、また利益率も高いため、商品在庫が必要なビジネスと比べてリスクも少ないです。
必要となる経費もトレーナーの人件費やジムの家賃、水道光熱費や広告費などに限定され、計算がしやすくなっています。

さらに家賃や人件費、マシン代など、工夫することによって節約することが可能ですので

よりリスクを抑えた状態で経営をすることが可能です。


ここまででジムの経営のメリットについて見てきました。

最後にメリットについてまとめると、

・市場規模が拡大傾向にあること

・ビジネスモデル的に経営が安定すること

・粗利や利益率が高いこと

でした。

成長市場であるジムの分野はメリットが大きいことがお分かりになったのではないでしょうか。

これらのメリットを理解して、ジム経営に役立てていただければと思います。

以下の記事ではジムを成功させるために必要なこと3選というテーマで、
ジム開業に必要なことを解説しています。

ジムの成功に必要なこと3選 – 株式会社東京ネバーランド (t-neverland.co.jp)

ぜひこちらもお読みください。

(参考文献)

スポーツジムを開業したい方必見!開業する際にするべきことは? – 店舗デザイン・店舗設計から内装工事までワンストップで対応|IDEAL (ideal-shop.jp)

ジムを経営して儲かるの?業界を知り尽くしたプロが解説する理想と現実 | Fitness Business (fitnessclub.jp)

ジム経営が儲かる3つの理由!失敗しないための6つのポイントも解説 (mermake.co.jp)

フィットネスクラブ(スポーツジム)業界の市場規模と推移動向・将来性 (idegene.com)

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