ジムはどんな人をターゲットにすればいいのか

ジム経営を成功させるためにはどんな人に利用してほしいのか、
つまりターゲットを明確にすることが大切です。

仕事帰りにストレスを発散したい会社員と、健康のために運動したい高齢者では
求めているサービスの内容も立地条件も大きく異なります。

今回はどのような人をターゲットにすればよいのか、について見ていきますので

ジムのターゲットを決めていきましょう。

[4パターンのジムのターゲット]

主にジムのターゲットは4パターンほどあります。

・会社帰りに筋トレがしたい社会人

・体型を維持、改善したい社会人

・健康を維持したい高齢者

・体を鍛えたい大学生

それぞれについて見ていきます。

・会社帰りに筋トレがしたい社会人

社会人をターゲットにしたい場合は、オフィスが多い地域か住宅街の近くが立地条件としておススメです。

筋トレがしたい会社員がターゲットであればマシンなどにもこだわり、
集中した筋トレができるジムであることをアピールしていきましょう。

会社の近くであれば、同僚の方と一緒に来店されるという方も多く、友達割のようなキャンペーンを用意すれば契約につながりやすくなります。

また複数人で利用されることで、継続率を高めることも可能です。

さらに住宅街の近くの立地であれば比較的家賃を抑えることができます。

一人暮らしが多いマンションの近くなど、社会人が多い場所に出店できれば、家賃の高いオフィス街でなくても利益を上げることが可能です。

・体型を維持、改善したい社会人

こちらはダイエットをしたいという方がターゲットになります。

コロナの影響もあり、運動する機会が減ったことで体重が増えてしまったという方も多いので、
健康的な体づくりの一環としてジムを利用される方も多いです。

またこのような方はジムを利用されている経験があまりありませんので、
入りやすいジムの雰囲気なども入会の決め手になるケースが多いです。

ジムの雰囲気作りにも努めましょう。

・健康を維持したい高齢者

近年の健康志向の影響や高齢化社会により、健康維持のためにジムを利用される高齢者の方が
ますます増えている現状があります。

高齢者の方をターゲットにする場合は、住宅街の近くやバスなどの交通機関が整っている立地に出店する必要があります。

また健康のために運動するだけのジムにするのではなく、地域の憩いの場を提供することによって、
より多くのお客様に選ばれるジムにすることが可能です。

・体を鍛えたい大学生

部活をしている体育会系の学生が筋トレとしてジムを利用することも多くあります。

またバイトの前後に暇つぶしとしてジムを利用する大学生もいます。

マシンの設備を充実したり、内装なども若者が受け入れやすいものにする必要があります。

学生料金を設定することで、安い料金で短時間利用できるというメリットをアピールすることができます。

[どこに出店するべきか]

次にターゲットを決めたら、どこに開業するのか、立地の条件を考えなければなりません。

通いやすいというのは大前提ですが、ターゲットによって有効な立地条件は変わるので、もう少し詳しく見ていきます。

おススメの立地条件は主に5パターンあります。

①オフィス街の近く

②住宅街の近く

③交通機関が整っている場所

④繁華街の近く

⑤国道などのロードサイト

ターゲットが集まっている立地であることが前提の条件ですので、

基本的に、何かの近く、が利便性的にも重要な点になります。

オフィス街のビルや駅の中・駅周辺、住宅地付近、繁華街などアクセスの良い場所でジムを開業すれば、
通いやすさで利用者にアピールする事が可能です。

ターゲットに合わせた立地になるように、場所に関してもしっかり選んでいきましょう。

[ジムのコンセプトを決める]

最後にコンセプトを創っていきましょう。

近年ジムはどんどん増えてきていますので、差別化のためにもお客様にどのような価値を届けるのか、
コンセプトを創っていきましょう。

ここでのコンセプトとは、ジムのサービスをターゲットにどのように思われたいか、です。

難しく考える必要はなく、ダイエットに特化したジム・脚やせに特化したジムなど、
こういったコンセプトでも差別化することができます。

コンセプトを創るときは3つの切り口があります。

1つ目は、このジムならではのメリット、サービスを訴求する方法
2つ目は、価格的な差別化によるメリットを訴求する方法
3つ目は、使用用途、場面を訴求の切り口にする方法

これら3つの切り口から決定していきましょう。

1つ目は、このジムならではのメリットです。

・マシンにこだわっていて、最新のマシンも豊富に取り揃えている。

・ダイエットをしたい方たちの減量に成功している。

・トレーナーの経験が豊富である。

など、さまざまあります。ジムの強みを明確に押し出しましょう。

2つ目は、価格による訴求です。

ジムの月額費用を気にされて入会に悩まれる方も多いので、低価格にすることでより多くのお客様にご利用いただけます。

ただし、低価格にする場合でも利益はしっかりと残るように固定費の削減などの工夫をしていきましょう。

3つ目は、使用場面の訴求です。

社会人であれば会社帰りや、学生であればバイトの前など、お客様にとって自分がどの場面でこのジムを利用しているかというイメージを持たせることが大切です。

使用場面での訴求は同時にターゲットを絞っているやり方でもあるのでおすすめの方法です。

あまり難しく考えずに、自分のジムの特徴や強みなどからコンセプトを決めていきましょう。

小規模なジムの場合、設備の種類や数はどうしても大手ジムに劣る事になるので、独自のコンセプトを持ってジム経営する意味は大きいです。

ここまででターゲットの種類とその明確化の必要性、立地条件やコンセプトの決定について見てきました。

ジム経営をするにあたって、どのような人に利用してもらいたいのかのターゲットを明確にすることは非常に重要です。

どのようなジムにしていきたいのかを念頭にターゲットを決めていきましょう。

(参考文献)

フィットネスジムの開業に必要な準備や資金、手続きについて徹底解説 – 会費ペイブログ (kaihipay.jp)

ジム経営が儲かる3つの理由!失敗しないための6つのポイントも解説 (mermake.co.jp)

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